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アバウト・シュミット のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 アバウト・シュミット
製作国
上映時間125分
劇場公開日 2003-05-24
ジャンルドラマ,コメディ
レビュー情報
《ネタバレ》 まったくウブなオヤジだ。「どこにでもいそう」でありながら、実は絶対いない、66歳のオヤジであるので、だまされてはいけない。重要なテーマ、「神に対するanger」、これを死ぬまでの間にどのように処理すればよいのか、そのことである。シュミットの場合は、66歳ということと、「妻の防壁」がはずれたことで、その「宿題の期限」を自覚せざるを得なくなったのだ。「神に対する怒り」に囚われている人というのは、普通は、「王の七つの森さん」のいうように、「鬱病」と呼ばれる。これは通常は服薬によってかなりの改善が期待できるとされるが、シュミットは自分に対する病識がないので、なんだかわからないけど「さまよう」ことになる。見も知らぬアフリカの子供に手紙を書くことは、「神」に「告白」しているのと同じである。ところで、この作品の導き出す「神に対する怒り」の処理方法への答えは何だったのでしょう。それは「forgiveness」であると思われる。「他人の良い所に目を向けることにより、許すことができる」である。結婚式のスピーチでそのように努力したシュミットであったが、心の底からそう思えるようになったわけではないことが、独白で示される。しかし話の流れから、今後の彼がこの「他人の長所に目を向ける路線」に向かって努力していくであろうことは明らかである。そして秀逸なエンディングは特筆に価する。日常を描いた話なので、もっと短くする必要がある。キャシーベイツの胸は本物なのか?
パブロン中毒さん [DVD(字幕)] 7点(2006-01-08 13:21:15)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 138件
作品の平均点 6.57点
作品の点数分布
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210.72%
353.62%
475.07%
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62820.29%
74935.51%
81813.04%
996.52%
1042.90%
作品の標準偏差 1.54
このレビューの偏差値 51.83
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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