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《ネタバレ》 アーロン・エッカートはさあ、悪いけど脇役顔だと思うんですよ。演技が下手とかいう以前に、主役を張ってはいけないと思う。このごろはなにか間違えて主役をやっているけどもさ。
とにかく私は好きじゃないんです。そして、今回に関しては、ヒラリー・スワンクの色気の無さに救われた気がします。これで帰りの艇内でいちゃいちゃされようものなら、最後まで見ませんて。 スワンクは要するに女性兵士とか女性警官とか女性消防士(?)とか、制服職業が向いてることがはっきりしました。もちろんナースとかスッちゃんは除く。 ヨケーな色気が邪魔になるような場面で、スワンクは輝く。なのに、間違えて妖艶な美女とかになってはいけない。 この手のサバイバルパニックを見ているときに、思うことは「誰が生き残るのか」「どういう順番で何人が死ぬのか」ということだけになります。だって、作戦が成功することはやる前から間違いないし(人類絶滅というエンディングは絶対無い。除くキューブリック)、誰か1人は生き残ることも間違いないので、観客の関心事はこの2点しか残っていないのです。 それでですね、エッカートが生き残ったことはどう考えてもおかしいわけです。こいつが一番死んでもいいはずでしょう。船の設計者が運転も可能であるなら、設計者が最後になるはずです。彼だけがいろんな事態に対処できるからです。そうでなければ、運転者が最後、その次が設計者です。クジ引きなんてありえませんぜ。 そんなわけで、エッカートを生かすためにリアリティを無視してクジ引きとかやるわけですけど、もうバカバカしくてやってられないぜ。 それでエッカートが犠牲になってスワンクだけが帰還するなり、二人で心中するなりというラストなら、まだ作り手の常識もなくはないが、ダメだこんなことじゃ。 あとなあ、ブルース・グリーンウッドの船長が必ず死ぬだろうってことが、乗船前からわかってしまうようなのはいけませんぜ。それじゃつまりませんぜ。 黒人を必ず殺すようなのはイカん。あの人こそ最重要人物のはずなのにねえ。 【パブロン中毒】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-12-06 18:53:35)(笑:1票)
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