Menu
 > 作品
 > ス行
 > スコルピオンの恋まじない
 > パブロン中毒さんのレビュー
スコルピオンの恋まじない のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 スコルピオンの恋まじない
製作国米,独
上映時間101分
劇場公開日 2002-12-21
ジャンルコメディ,犯罪もの,ミステリー,ロマンス
レビュー情報
《ネタバレ》 …なんともいえない独特の視聴後感であった。
60過ぎているウッディ・アレン、声に力もなく、動作にイキオイもなく、小さな鶏ガラのようなその肉体。もはや〝介護〟という言葉が浮かぶ。それなのに、ああそれなのに、こんなになっちゃってても、まだ人を楽しませることができるなんて。
得意の自虐ネタが笑えないほどヨボヨボして見える彼なのに、ラストまで見てしまうと、いつもウッディを見た後と同じように「貧弱でおしゃべりで醜い小男ってカワイイわ~」と思ってしまうのだ!
弁解させてもらうと、私はデビッド・クロムホルツとか大嫌いだし、ウッディ以外の貧弱な小男にときめいたことなどない。なのに、ああ、なのに。
「まるでネズミの巣みたい。(に汚い部屋ね)」「巣をイメージしたインテリアなんだ。」とか、美女に〝ゴキブリ〟と言われて動じないどころか絶妙に受け返すそのユーモアのセンス…「筋金入りのブオトコ」を見せられた気がする。
催眠にかかっている時の音楽が可愛かった。ヘレン・ハントは…申し訳ないけど、ウッディと並ぶと巨体に見えてしまった。特にハムのような腕に感動。
「アニー・ホール」の頃とかと比べると、ものすごく〝アブラ気〟が抜けたウッディ。このまま「即身仏」にでもなれそうな枯れ木ぶり。…前より〝可愛さ〟が増したと思ってしまうのは、私がヘンタイだからなんだろうか。(偶然同じ日にスカパーの〝即身仏の化学〟を見てしまったのだった。)
とにかくこの映画は、ウッディ〝即身仏一歩手前、でもまだ笑わす〟アレンを堪能する目的でご覧ください。
パブロン中毒さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-09-14 13:20:44)
その他情報
作品のレビュー数 47件
作品の平均点 6.87点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
212.13%
300.00%
412.13%
524.26%
6919.15%
72042.55%
81327.66%
912.13%
1000.00%
作品の標準偏差 1.20
このレビューの偏差値 50.89
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
スコルピオンの恋まじないのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS