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裏切りのサーカス のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 裏切りのサーカス
製作国英,仏,独,米
上映時間128分
劇場公開日 2012-04-21
ジャンルドラマ,サスペンス,ミステリー,小説の映画化,スパイもの
レビュー情報
《ネタバレ》 予めあらすじ把握してからの鑑賞推奨。凝ったストーリーは映画だけでは無理だ。映画は映像と音のためだと割り切れ。
映画では「イギリス人らしさ」を強調する小道具としてのロンドン文化が端々に登場する。
しかしフィッシュアンドチップスとかいう下賤な食物は登場しない。薄切りでカリッと焼いたトーストを「親ロンドン」を強調するロシアスパイがブダペストで食べ、イギリスのスパイ部門トップがロンドンで食べる。
ロンドン市内にある自然池でMI6の面々は水泳を日常的に楽しむ。
まあそういったロンドンらしさを散りばめた描写を楽しむべきか。

しかしラストシーンは「ラメール」というフランス懐メロが飾る。しかもフリオイグレシアスのライブ録音を使っている。
ラメールというのは海を描写した歌だが、時の流れにより朽ちる海小屋(スパイとの闘いで散った人々かな)や永遠に変わらない海の美しさや偉大さを(イギリス、MI6)を敬う哲学的な内容を含む歌であり、監督がこの物語をどう捉えて描いたかが伝わってくる選曲である。
小鮒さん [インターネット(字幕)] 9点(2022-02-28 07:29:55)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 56件
作品の平均点 6.21点
作品の点数分布
011.79%
100.00%
235.36%
323.57%
447.14%
5712.50%
61017.86%
71628.57%
8610.71%
958.93%
1023.57%
作品の標準偏差 2.07
このレビューの偏差値 56.52
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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