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《ネタバレ》 演技と思われない自然な振る舞いをさまざまな撮り方で映像を見せていくのが普通の映画だが、この映画は典型的な舞台演劇の場面場面をつなぎ合わせて映画にしたという雰囲気。端的にいうと演技がすごく大袈裟でこっけいなくらいだ。吉永小百合も年齢を考えると滑舌の良さや身のこなしの鋭さは不老不死の化け物かと思えるくらいなキレだが、大袈裟なくらいハキハキとしてセリフの言い方。
そういった舞台演劇を映画で見たい方には唯一無二の作品であろう。 映画の主題は人生ペーソスもので特に目新しいものは皆無で吉永さゆりが牧師にフラれるところが起承転結の転、大泉と吉永と娘が一緒に仲良く暮らすというエンディングは結とすればこれは予定調和というか大概の人にはそれしかないやろーというくらい想像が容易い。 男にはつまらない映画かな。 女性はなんとなく見て安心して映画館を後にするだろう。 しかしこの家族の10年後はまた悲惨な結末が待っていそうではある。 【小鮒】さん [映画館(邦画)] 6点(2023-09-14 23:10:18)
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