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グランド・ホテル のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 グランド・ホテル
製作国
上映時間112分
劇場公開日 1933-10-05
ジャンルドラマ,モノクロ映画,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 この映画の豪華かつ上品な雰囲気が僕はたまらなく好きなんです。
当時のMGM看板スター揃い踏みということですが、ガルボもクロフォードも両バリモアもウォーレス・ビアリーも冴えわたる演技を見せてくれます。伯爵も社長も余命わずかの老いぼれも、それぞれ窮地に陥り、それぞれの局面の中である人は数奇な運命を辿り、またある人は希望を手に入れる。それぞれの人生模様が絶妙なバランス感覚で浮かび上がり、そして物語として完璧に調和している。この映画は何度鑑賞しても、その都度に自分も“グランドホテル”に宿泊している客の一人になって、物語の中へ没頭してしまうような気がします。またすべての人々の人生にドラマがあり、また新たなドラマが生まれてくるであろうという予感を清々しく感じてしまいます。それにこの映画にさして関係のない、赤ん坊が生まれたエピソードを加えることで、どれだけ映画に奥行をもたらしたことか測り知れません。個人的には、窮地の中で人間の尊厳にかけてギリギリの境地を明るく(そして優しく)演じたジョン・バリモアが得に素晴らしかったです。鑑賞後にもあの独特の笑い方が胸に刺さったままでした。
よし坊さん [DVD(字幕)] 9点(2008-08-27 07:30:40)
その他情報
作品のレビュー数 61件
作品の平均点 7.00点
作品の点数分布
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446.56%
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61524.59%
71829.51%
81219.67%
969.84%
1034.92%
作品の標準偏差 1.44
このレビューの偏差値 59.68
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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