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東京物語 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 東京物語
製作国
上映時間136分
劇場公開日 1953-11-03
ジャンルドラマ,モノクロ映画
レビュー情報
《ネタバレ》 息子たちに、まるで邪魔者を押し付け合うような対応を受けるだけ受けておいて、後になって“昔はもっと優しい子だった”と語らい、それでも“まぁ幸せな方じゃのう”“幸せな方でさぁ”こう自らに言い聞かすように、寂しく、そして穏やかに語る老夫婦。この穏やかさが心に沁みる。たまらない。この映画には(人というものには、こういうところがある)という側面が次々と描かれている。その為、映画に没頭しながらも、いつの間にか自分に押し当て、心かき乱されてしまうのだ。一例として、母親の死に直面したしげ(杉村春子)が泣き崩れた場面と、葬式が終わった後のケロッとした態度は、配役の性格設定を超えた、人間というものの性質を映しているように感じる。、
大阪から遅れて馳せ参じた敬三の、どこか筋の取っていない立ち振る舞いや言動などもそうだろう・・・。人がそれぞれの境遇によって、その局面での取り繕う様子が生々しく描かれている。そしてどこか自分自身を見ているような気持になってくる。
よし坊さん [DVD(邦画)] 9点(2008-11-06 05:29:09)
その他情報
作品のレビュー数 199件
作品の平均点 8.13点
作品の点数分布
021.01%
110.50%
221.01%
300.00%
442.01%
584.02%
6147.04%
72613.07%
84824.12%
93417.09%
106030.15%
作品の標準偏差 1.93
このレビューの偏差値 52.36
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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