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制服の処女(1931) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 制服の処女(1931)
製作国
上映時間83分
ジャンルドラマ,モノクロ映画,学園もの,ロマンス,同性愛もの,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 自分の古い映画、名作志向に関しては少なからず視野の狭さを自覚しているが、どうしても1930年代を中心とした映画が肌に合ってしまうことは、自分自身如何ともし難いと思ってもいる。そして本作のように時代も国や文化も、まったく異なる作品に酔いしれると、そういう思いは殊更に強くなってしまう。ましてやこの映画は、女しか出てこない、女の世界の物語なのだ。僕は日常から切り離され、この独特のトーン、世界観に好奇な目で引き付けられていく。そして絶対的な権力者が、一夜にしガラガラ・・・と失墜していく様を、鮮やかな演出とスリルを持って描かれるクライマックスの盛り上がりの中で堪能し、このような自分とかけ離れた“世界”の物語に、“人間”としての共感を覚えてしまう。更に少しでもこの“世紀の悪役”と言える校長先生の立場が頭を過るだけでも、鑑賞後の余韻をより格別なものへと変えていくように感じる。
よし坊さん [DVD(字幕)] 8点(2008-09-20 21:18:20)
その他情報
作品のレビュー数 6件
作品の平均点 7.17点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.21
このレビューの偏差値 55.66
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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