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《ネタバレ》 オリジナルと比較して、悲劇のヒロインへの落され方に関しては本作の方が流れるように自然で納得できます。流石に単にミュージカル仕立てのリメイクだけに留まりませんね。特に本作のオスカーへは感情移入してしまいました。あのタイミングでのカミング・アウトと、続けざまにパーティーで目の当たりにしたことの違和感には、気持ちの動揺を抑える時間さえ無かったのではないでしょうか?よってそれまでと同じ相手の仕草や言動さえ違う色へと変えてしまっても仕方がないのかもしれません。まして違う男の名前の“TATOO”を見た日には、僕だとどんな精神状態になるのか想像もつきません。(いや、例え僕の名前であっても違う意味で嫌ですが)逆にチャリティに関しては、もっと段階を踏んでうまく話していけばハッピーエンドも可能だったのではないかと思われてなりません。純真な心は分かるのですが、やっぱり空気読めてないですよ。とはいえ本作の見どころは、何といってもミュージカル・シーンで、構成、振り付けが素晴らしいです。ところどころサイケデリックな時代を反映していますが全く古くないどころか、最高にクール。パフォーマンスも映像も音楽も完璧じゃないですか!シャーリー・マクレーンの女優としてのポテンシャルの高さが如何なく発揮された作品だと思います。
【よし坊】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-08-24 16:57:44)
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