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にっぽん昆虫記 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 にっぽん昆虫記
製作国
上映時間123分
ジャンルドラマ,コメディ,モノクロ映画
レビュー情報
《ネタバレ》 「ある女性の生き様を戦後史とクロスさせて描き出した、今村昌平の力作」と映画の本では紹介されているが、実のところ「戦後史」というのは単なるおまけでこの映画の本質はイデオロギーや理念を超越した女性のすさまじい「生きる力」の表現に尽きるのではないか。主人公が泥の田舎道を歩くも履物が駄目になってしまい、裸足になって進んでゆくラストには女性が生まれ付いて持つ生命力・精神力の凄さを力一杯表現しておりある意味これは今村なりの「女性賛歌」なのだと思う。多分時代が変わっても、彼女は自分の足で昆虫のようなバイタリティを持って突き進むのだ。どこまでも、どこまでも。左幸子の熱演がなければ成り立たない映画だけど知恵の足りない父親を演じた北村和夫、この人の受けの演技があってこその名演だった事も忘れてはならない。
Nbu2さん [映画館(邦画)] 9点(2007-06-18 23:24:41)
その他情報
作品のレビュー数 12件
作品の平均点 7.17点
作品の点数分布
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218.33%
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618.33%
7216.67%
8541.67%
918.33%
1018.33%
作品の標準偏差 1.99
このレビューの偏差値 54.62
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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