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斬る(1968) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 斬る(1968)
製作国
上映時間114分
ジャンルアクション,コメディ,時代劇,モノクロ映画,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 「斬る」なんてハードボイルドな題名にしてしまうから「椿三十郎」と比較されてしまうのだ、この映画。これも原案は山本周五郎だしね。別題「いやなこったお城勤め」くらいの気持ちで見た方が得。この映画でもやっぱり喜八映画の肝である「体制への反骨心」が溢れている。主人公源太だけではない、百姓半次だって討伐隊の浪人隊長(岸田森好演!)だって、挙げ句の果てには家老にすら「武士なんてやめた方がいいよ」なんて言わせているんだから。また女性が紛れ込むことで若手志士達の結束力にひびが入る、という展開も男の阿保臭さを表して可笑しさが増す。映像表現でいうなら冒頭の握り飯をとりあう男達のショットや浪人隊と改革志士達の争い+両方の壊滅をもくろむ家老派の動きをテンポ良く見せるところなどにアクション映画の雄、喜八のセンスが感じられる。へたくそな監督ならこれ2時間くらい超えてしまう内容だよ。名作ではないけど快作としてお勧めの一本。
Nbu2さん [映画館(邦画)] 7点(2009-09-27 16:40:12)
その他情報
作品のレビュー数 11件
作品の平均点 6.36点
作品の点数分布
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6327.27%
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作品の標準偏差 1.07
このレビューの偏差値 55.58
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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