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肉弾(1968) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 肉弾(1968)
製作国
上映時間116分
劇場公開日 1968-10-22
ジャンルドラマ,コメディ,戦争もの,モノクロ映画,青春もの
レビュー情報
《ネタバレ》 喜八映画が大好きだ。その魅力は何か、と問われれば「わくわく感/男の童心回帰」と「重苦しさ/体制への鬱屈・反抗心」その二面性がごっちゃになっている処を挙げよう。彼の映画はまるで子供がお気に入りの玩具を使って遊んでいるような軽やかさがある。そしてその反面そんな童心が抑えられて悶々としている重さもあるのだ。青春期を戦争による徴兵で過ごした彼は歪んだ価値観を大人に押し付けられどんな想いを過ごして来たか、詳しくは分らないけどその節々は感じられる。この映画はその「鬱屈たる想い」が溢れた彼の最高傑作。普通の人々が巻き込まれる「戦争」の馬鹿馬鹿しさを彼なりのユーモアで包み込んだ喜悲劇というべきか。あと役者。思春期を迎えた青年少女の雰囲気を見事にだした「あいつ」寺田農(ムスカだけじゃないぞ、ムスカだけじゃ)・大谷直子共に好演。
Nbu2さん [映画館(邦画)] 8点(2007-11-24 23:40:55)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 19件
作品の平均点 6.74点
作品の点数分布
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100.00%
215.26%
315.26%
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5210.53%
6315.79%
7315.79%
8736.84%
9210.53%
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作品の標準偏差 1.86
このレビューの偏差値 53.65
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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