Menu
 > 作品
 > ハ行
 > ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ
 > 目隠シストさんのレビュー
ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ
製作国
上映時間102分
劇場公開日 2005-04-23
ジャンルドラマ,ホラー,サスペンス
レビュー情報
《ネタバレ》 本作のポイントは、やはりチャーリー。彼は何者でしょうか。その正体は、お父さんのもうひとつの人格。おそらく妻殺しの罪悪感から逃れるために作り出した。ですからチャーリーは、“人殺しをいとわぬ残虐性”と“元の人格を攻撃する(罪悪感ゆえに罰せられたい)”という性質を併せ持つと考えられます。さらに、娘と遊ぶという行為は、“今まで良い父親ではなかった”という後悔の裏返しと取れます。最終的にチャーリーがエミリーを殺す気があったのかどうかは不明(クローゼットに包丁を突き刺す行為からは、殺意があったと判断も可能)ですが、自分は、殺意は無かったと思いたい。包丁を持ったまま、かくれんぼの続きをしたと。こう考えるとお父さんの最期は結構切ないです。ストーリーはそんなに悪くない。でも演出はテクニカルではありませんでした。“上手く騙された”ではなく“アンフェア”と感じてしまう。真相に衝撃をもたらすには、騙しの過程(つまりチャリー出現時のお父さんの状態)に細心の注意と工夫を施さねばなりません。その部分で全く無策(というか乱暴)だったと思います。伏線らしきもののほとんどが、単に観客を欺くための要素に過ぎず、主軸に絡んでこなかったのも残念。特に隣人の思わせぶりはあんまりです。せめて“チャーリーは亡くなった息子さんの名前だった!”くらいの展開は欲しかったと思います。
目隠シストさん [CS・衛星(字幕)] 4点(2007-01-17 17:54:22)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 96件
作品の平均点 4.39点
作品の点数分布
000.00%
111.04%
288.33%
31515.62%
42829.17%
52323.96%
61515.62%
766.25%
800.00%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.36
このレビューの偏差値 47.93
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS