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復讐者に憐れみを のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 復讐者に憐れみを
製作国
上映時間117分
劇場公開日 2005-02-05
ジャンルドラマ,サスペンス,犯罪もの,ハードボイルド,バイオレンス
レビュー情報
《ネタバレ》 本作には2人の主人公がいます。ともに復讐者であり、復讐される者でもある。彼らに感情移入し、憐れむことができるのか。聾唖者の青年(緑髪)の境遇には同情する。彼が闇の臓器売買人に対して復讐するのは理解できる。でもそれ以上に彼の犯した罪は重い。子供を死なせてしまったのは、100%彼のミスです。彼が殺したのも同然。彼は復讐されて然るべきです。ですから憐れむ余地はない。では、子供を無くした父親のほうはどうか。警察に怨恨の可能性を聞かれ、「自分は真面目に生きてきたつもり」と話します。踏みつけきた人間の痛みを、気に留めていないということ。その姿勢には眉をひそめます。でも誘拐はそれに見合った罰ではない。彼が復讐に走るのは理解できます。娘の命を奪った奴らは、みな苦しんで死ねばいい。そう思うのは当然です。しかし復讐が成されても、娘が帰ってくるわけではありません。より深い傷を心に負う。だから復讐は悲しい。ですから、本作の着地点は甘いと思います。ソン・ガンホを殺してしまっては意味がない。あれでは彼に赦しを与えているようなもの。彼にはあの刺客4人を返り討ちにして欲しかった。復讐連鎖のテーマにも沿うし、復讐の虚しさもより強く打ち出せたと思います。人を殺めた事実に苛まれて生きていくほうが、よほど辛い。自分は生きている人を憐れみます。
目隠シストさん [DVD(字幕)] 7点(2007-09-29 19:01:25)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 35件
作品の平均点 6.83点
作品の点数分布
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325.71%
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638.57%
71542.86%
8720.00%
9411.43%
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作品の標準偏差 1.54
このレビューの偏差値 50.72
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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