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エミリー・ローズ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 エミリー・ローズ
製作国
上映時間122分
劇場公開日 2006-03-11
ジャンルドラマ,ホラー,サスペンス,法廷もの,ミステリー,実話もの,オカルト映画
レビュー情報
《ネタバレ》 『法廷もの』は好きなジャンル。それもフラットな見方が出来るものの方が好きです。その点、本作は自分の嗜好に合いました。悪魔に憑かれた(?)エミリー・ローズ。医学療法を受けさせず、彼女を死に追いやったとして罪に問われた牧師。その弁護人が主人公です。ゆえに自ずと“悪魔憑きは存在する”という立場の描写が多くなります。しかしそれは証人による供述を映像化したもの。“真実”であるとは限りません。そのスタンスを明確にするために、検察側の主張も同じく映像として提供されます。エミリー・ローズが死んだという結果のみが確かなこと。死に至る過程をどう結論付けるか。観客もまた陪審員と同じ立場です。ただ物語の主体が弁護側である以上、客観的とは言えません。法廷以外の描写もありますし。しかし(観客の心情の上では)不利になりがちな検察側の主張を強化する部分が1箇所あります。それはタイトルバック。血の付いた有刺鉄線が映されます。この時点では意味を成しません。ところが最後に効いてきます。重要なのは、この画が“どちらかの言い分に基づくものではない”ということ。だからといって検察側の主張をまるまる肯定することにもなりません。それも含めて“技あり”と感じました。結末も気が利いていて自分好み。これが実話だというのだから驚きです。
目隠シストさん [CS・衛星(吹替)] 7点(2007-04-26 18:42:58)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 96件
作品の平均点 6.22点
作品の点数分布
011.04%
100.00%
211.04%
322.08%
41111.46%
51212.50%
61919.79%
73132.29%
81717.71%
922.08%
1000.00%
作品の標準偏差 1.58
このレビューの偏差値 53.15
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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