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グエムル/漢江の怪物 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 グエムル/漢江の怪物
製作国
上映時間120分
劇場公開日 2006-09-02
ジャンルドラマ,サスペンス,パニックもの,モンスター映画
レビュー情報
《ネタバレ》 モンスター系パニック映画の常道を覆し、のっけからその姿を露にするグエムル。この登場シーンが秀逸です。橋桁にぶら下がる謎の物体。姿を見せることと正体を現すことは別。「何だアレ?」という疑問と同時に、生き物としての勘が自分に訴えかけます。何かヤバイものだ!序盤からのハイスパートでつかみはOK。娘の遺影を前にして泣き叫ぶ家族。涙を誘うシーンなのに笑えてしまう。シリアスにならざるを得ないお話なのに、あくまでも“娯楽作品”。クライマックスの決闘はもちろん、グエムルの巣から脱出を図るヒョンソなど、力が入る見せ場は多いです。それに多少強引な展開でも納得させられます。何故なら娯楽作品だから。でもラストには驚きました。本作の流れを考えれば、ヒョンソは助かって然るべき。だのに、こんなに悲しい結末にするなんて…。彼女の死は無駄ではなかった。それがせめてもの救いなのでしょう。でもやっぱり子供が死ぬのは切な過ぎる。こんなときに奇跡が起きなくてどうするの!それがフィクションの特権なのに!いや、後日談でナムジュが食卓にいないのは、長期入院しているヒョンソの付き添いをしているから、と考えることにしよう。物語の解釈は観客それぞれに委ねられている。それは観客に与えられた特権です。
目隠シストさん [DVD(字幕)] 8点(2007-04-01 07:21:46)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 135件
作品の平均点 5.99点
作品の点数分布
000.00%
121.48%
210.74%
396.67%
41511.11%
52317.04%
63525.93%
72115.56%
82014.81%
953.70%
1042.96%
作品の標準偏差 1.81
このレビューの偏差値 56.18
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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