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真木栗ノ穴 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 真木栗ノ穴
製作国
上映時間110分
劇場公開日 2008-10-18
ジャンルホラー,サスペンス,ラブストーリー,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 朽ちたアパートの一室で繰り広げられる背徳エロスの世界。執筆した官能小説通りの出来事が起こる怪。精神を狂わせていく主人公。一体彼の身に何が起きているのか?!作風は完全に江戸川乱歩(劇中に登場する万札が諭吉さんなので『ああ乱歩じゃないや』と確認する感覚が妙に楽しかったりします)。そして観終えてみれば、極めて古典的かつ王道の“とり憑かれ系”怪談でありました。貧乏・小説家・官能の食べ合わせが絶妙で、もはや“詫び寂び”さえ感じさせます。エロ本より、AVより、官能小説こそエロ上級者の嗜みと誰かから聞いた気がしますが、なるほどこういうことかと。粟田麗さんという女優さん、素晴らしいですね。地味系清楚和風美人の系譜。決して美形過ぎないところが、なんともそそります。一瞬、多部未華子かと思いましたが。本作の主人公を演じた西島秀俊さんの演技もツボにはまりました。棒読み、大根一歩手前の独特の演技プランが醸し出す味わいたるや絶品で、ある意味、佐藤二朗をも凌ぐ怪演であったと思います。キムラ緑子さんとのサイドストーリーが本筋以上に味わい深いのも個人的にポイントが高いです。
目隠シストさん [インターネット(邦画)] 8点(2018-06-20 00:46:55)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 4件
作品の平均点 5.50点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 2.50
このレビューの偏差値 54.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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