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《ネタバレ》 『テケテケ』を観て『クネクネ』を観ないのも何だか不義理な感じがして謎の義務感で鑑賞しました。都市伝説クネクネをwikiで調べてみるとかなり曖昧な現象のようで、映画化にあたり相当脚色していることが分かりました。一番驚いたのは、クネクネ自体が全然くねくねしていなかったこと。DVDパッケージの図柄はそれなりにくねくね感があったと思うのですがフェイクでしたか(あるいは詐欺とも言う)。「くねくね」を呪う方ではなく、呪われる方に適応させ、手足を折られて絶命する様を「くねくね」と表現した訳ですね。何という大胆な改変。でもこの決断は正解だったと思います。だって菅原小春クラスのダンサーならいざしらず、ダンスに素養のない者が幾らくねくねしたところで失笑モノでしょうから。原作がある訳でも何でもないのが都市伝説。面白く(怖く)する為に工夫するのは大歓迎でしょう。この調子で型にはまることなく、自由な発想で怪物「クネクネ」を創り出せれば、あるいは『ノープ』のような傑作になったかもしれないと思うのですが、惨殺された女の呪いが元凶というありきたりな着地点にガッカリしました。結局のところ、やっつけ感が滲み出ちゃってるんです。じゃなきゃセルフ失明する村民なんて論外な設定が通る訳ないですもの。
【目隠シスト】さん [インターネット(邦画)] 3点(2022-09-26 20:22:01)
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