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キングスマン: ゴールデン・サークル のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 キングスマン: ゴールデン・サークル
製作国英,米
上映時間141分
劇場公開日 2018-01-05
ジャンルアクション,コメディ,シリーズもの,スパイもの,漫画の映画化,バイオレンス
レビュー情報
《ネタバレ》 前作鑑賞後、居ても立ってもいられず本作を観る為にレンタルショップへ急行しました。いやーこれまた面白いッ!!続編映画として、ほぼ完璧な出来。最初から前編・後編で製作するつもりだったのでしょう。私がシリーズ作品で重要視するのは、築かれた人間関係がきちんと継承されているか否か。エグジーと王女様が恋愛関係に発展していることも嬉しい驚きでしたが、死んだはずの主要キャストが復活というミラクルなご褒美つき。敵役で再登場の元キングスマン候補生チャーリーにしても、復活にあたり十分納得できる説明がなされています。緻密な脚本は、流石マシュー・ヴォーン監督。偉大な魔術師と同名、愛すべきマーリンを退場させた件は残念でなりませんが、花道を用意してくれたので我慢します。エージェントの散り際はこうあるべし。矜持の『カントリーロード』に涙しました。次作ではロキシーをちゃんと復活させてくださいね。伏線は確認していますので。「礼節が~」からの輩退治や、水責め試験の再現、実用品型スパイアイテムの数々と、シリーズファンなら大満足の充実したコンテンツ。ゴンドラ大回転やデタラメ銃撃、馬鹿誠実な主人公の性格も好きだなあ。グロテスク過ぎる悪趣味描写や、セレブの本人役出演は個人的には歓迎しませんが、これも本作の味と捉えれば余裕で許せます。美味い料理ほどクセがあるものです。王女様がドラッグに手を出したり、自発的麻薬摂取者にも救いの手を差し伸たりと、日本とは違う(?)社会背景や価値観が見え隠れ。今の日本が一発レッドカードの即罰・再起不能社会なら、とりあえずイエローカードから入る寛容さがアメリカの流儀と見て取れます(良識派の政権幹部が自身のドラッグ摂取を正当化したのはお笑いですが)。この空気感の差異は興味深く、大統領やウィスキーの考えを完全否定するのも違う気がします。だから面白いのですけれども。『ミッション・イン・ポッシブル』とは一味も二味も違うエンタメスパイ映画であり、基本的には馬鹿映画、そしてメガネ映画。『暴れん坊将軍』も真っ青のリアル王族スパイ『キングスマン』誕生の序章が見事に終結しました。監督交代なんかしないで、このまま突っ走ってください。続編が待ち遠しくて仕方がないです。
目隠シストさん [ブルーレイ(吹替)] 9点(2019-02-05 00:28:24)
その他情報
作品のレビュー数 45件
作品の平均点 6.38点
作品の点数分布
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312.22%
424.44%
5715.56%
61431.11%
71226.67%
8817.78%
912.22%
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作品の標準偏差 1.25
このレビューの偏差値 66.72
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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