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泥棒役者 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 泥棒役者
製作国
上映時間114分
劇場公開日 2017-11-18
ジャンルドラマ,コメディ,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 空き巣狙いで忍び込んだ屋敷で家人と居合わせ、妙な誤解から別人を演じる羽目になる主人公。泥棒が演技をするから『泥棒役者』と。アンジャッシュの“勘違いコント”ばりの上質な脚本と良い人しか出てこないハートウォーミングな物語は、今流行りの『優しい笑い』に属するのでしょう。場面を屋敷内に固定し、サスペンスとしての緊迫感を担保する等、脚本に抜かりはありません。演出の良し悪しは分かりませんが、気になる不具合はナシ。あとは俳優次第です。市村にしても、ユースケにしても、演技が上手いというより自分のスタイルを確立している役者さん。得意な方向のキャラクターであれば、アクが強いほど力を発揮するタイプかと。その点、主演の丸山は特段色を持ちません。強烈な個性の集まりの中で輝ける程、経験値や演技力があるワケでもありません(失礼)。キャラクターの魅力が評価に直結しやすいコメディにおいて、影の薄い主役はいささか厳しいものがありました。例えば丸山の代わりにモジャ繋がりで大泉洋、あるいは善人キャラを演り慣れている草なぎ剛なら、もっとキャラクターに命を吹き込めた気がします。なまじ脚本が優れているせいで、主演の技量不足が際立ったように感じられました。そういう意味でこのタイトルは、皮肉と取れなくもなく。惜しい映画との印象です。
目隠シストさん [インターネット(邦画)] 6点(2020-01-15 18:55:13)
その他情報
作品のレビュー数 2件
作品の平均点 6.50点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.50
このレビューの偏差値 30.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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