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スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼
製作国
上映時間118分
劇場公開日 2020-02-21
ジャンルドラマ,ホラー,サスペンス,シリーズもの,犯罪もの,小説の映画化,ネットもの
レビュー情報
《ネタバレ》 『スマホを落としただけなのに』のその後を描く続編。前作主演の二人が冒頭顔見せしてくれた時点でシリーズものとして誠実ですし、キーマンだった加賀谷刑事(千葉雄大)が本作の主人公を務める点も違和感がありません。投獄中の殺人鬼・浦野(成田凌)を軸に物語は進行しました。比較されて勝ち目などない『羊たちの沈黙』パターンに一抹の不安を覚えたものの、前述したキャスティング含め極めて正攻法の続編であり、期待こそしていませんでしたが(前作は5点)、概ね好感を持って鑑賞出来たと思います。ただ「思っていたのとは違う」いや「全然違う」でした。これは多くの観客が抱いた感想と思われ、平均点低下にも繋がっている気がします。ただしこれは"勝手に期待して裏切られた気分になった"とも言えます。サスペンスと決めつけた私の早とちり。本作は『羊たちの沈黙』パロディであり、悪ふざけ系コメディという認識が正しいかと。アルピー平子のあり得ない死に方、アキラ100%の「逆に不安にさせましたか。履いてますよ」等きちんとヒントは出ていました。奈緒、江口のりこといった主演級俳優の無駄遣い。車が多数駐車されているPAに人っ子1人居ない不自然さ。彼氏の親子関係に無神経にも口出しする彼女(白石麻衣)のお花畑ぶり。そして何よりラスト。唐突に提供された「スマホを落としただけなのに」エピソードに震撼しました。シリーズタイトルは屋号と同じ。今回はスマホを落としてないじゃんなんて誰も言いませんよ。和菓子の名店『虎屋』が肉食動物を売ってないのは詐欺だなんて思わないでしょ。どれもこれもサスペンスだと思うから脱力する訳で、コメディならば成立するのです。その観点で評価し直すなら、割と良く出来ていると思えなくもありません。全ては浦野の掌の上。という訳で前作同様5点を進呈いたします。どうやらシリーズ3作目の公開も控えている様子。奈緒、江口のりこが続投でまた端役だったらコメディ濃厚でしょう。いやいや決めつけはいけませんね。シリーズ映画でもフラットな鑑賞姿勢で臨まなければならない事を本作は教えてくれています。
目隠シストさん [インターネット(邦画)] 5点(2024-07-14 23:49:19)
その他情報
作品のレビュー数 8件
作品の平均点 4.12点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
2112.50%
3225.00%
4112.50%
5337.50%
6112.50%
700.00%
800.00%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.27
このレビューの偏差値 55.44
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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