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《ネタバレ》 清水崇監督の代表作と言えば『呪怨』。呪われた家に棲み付く白塗り幽霊がトレードマークの典型的な『お化け屋敷』ホラーです。本作もフォーマットは同じ。『家』から『村』へ舞台が変わっただけです。ただし、幽霊の描き方には進歩?がみられるようで、より『幽霊らしくなった』印象を受けます(これはファンだと賛否あるかも)。個人的には『恐怖回避ばーじょん』とやらの方気になりますが、探して観るほど興味はありません。ごめんなさい。さて、私は存じ上げませんが『犬鳴村』は有名な都市伝説だそう。例えば『口裂け女』のように地域性が薄い題材ならいざ知らず、場所が特定される都市伝説でこのような荒唐無稽かつ胸糞なエピソードの広報周知が許されるのかという疑問が湧きます。最近だと北原里英さん主演の『としまえん』も同類ホラーですが、かの作品はデメリットより宣伝効果の方が大きでしょう。何せお化け屋敷があるテーマパークですし。ところが犬鳴は、現存する地名です(犬鳴峠、犬鳴トンネル)。いくら『フィクションでござる』のアナウンスがあったところで、イメージ悪化は免れず、地元民は良い気がしないはずです。ですから、くるきまきさんもご指摘のとおり、この作品が地元自治体の協力を受けていることに衝撃を受けています。きっと首長の度量が途方も無くデカいのでしょう。(以下余談)映画化による『犬鳴』の名称のイメージダウンは必至でしょうが、『悪名は無名に勝る』とも聞きます。興味を持った人たちを上手く取り込めれば『禍を転じて福と為す』も可能。最も一般的なパターンはお菓子化でしょうかね。手っ取り早い。『犬鳴饅頭』『犬鳴最中』『犬鳴サブレ―』。犬の毛を模した糸状の黒糖飴で包んだりしてね。うげー。『聖地巡礼』も狙えますが、輩ばかり押し寄せそうでイマイチ。日本一大きなドッグランでも作って、愛犬家でも呼び込みますか(無責任発言)。
【目隠シスト】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2020-11-20 20:29:03)(良:3票)
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