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エクストリーム・ジョブ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 エクストリーム・ジョブ
製作国
上映時間111分
劇場公開日 2020-01-03
ジャンルアクション,コメディ,犯罪もの,刑事もの,グルメもの
レビュー情報
《ネタバレ》 大筋は『こんなはずじゃなかった』系コメディ。基本バカ設定ですが、人生の悲哀がスパイスとして絡んでくる王道の人情ドラマでもあります。刑事映画必須のアクションパートも上々でした。そして何より、主役となる麻薬捜査班が秀逸。5人のキャラクターバランスの良さは、ザ・ドリフターズのよう。高木ブーと仲本工事がいるから、志村と加藤が活きるワケです。長さん、いや班長が困る様子がイチイチ可笑しくて。お人形は顔が命。そしてコメディはキャラが命。人物造形の味付けは抜群でした(キムチ味か?いやカルビ味だ!)。ほぼ完璧ともいえるコメディドラマ様式で、物語中盤まで大いに笑い転げました。このままの勢いでラストまで突き進んでくれれば10点間違いなしだったのですが、マフィアの事務所が移転したあたりで失速したように感じます。悪評の流布~フランチャイズ化による転調で、今までの楽しいリズムが崩れ、グダグダになってしまいました。この変化を取り入れるなら、最終的に『人気回復、フランチャイズ成功』まで持っていかないと軸がブレます。本職蔑ろで商売に精を出してしまうギミックが物語の肝ですから。班長にはずっと「こんなの初めてだ~」で電話に出て欲しかったなあ。また、敵役のキャラクターが弱いのも気になります。極悪非道でも、オトボケ路線でも構いませんが、マフィアの親玉にも5人に負けない熱量が欲しいです。敵役のキャラが際立っていれば、クライマックスのカタルシスも倍増したでしょう。惜しい。実に惜しいです。とはいえ、本作は久々に現れたポリスコメディの秀作に違いありません。5人の活躍をもっと観たいです。ぜひ続編を作ってくださいな。ちなみに日本語吹替え版を鑑賞しましたが、お顔と声が合っていません。でもミスマッチ具合が逆に面白くて。コメディだから許される妙かもしれませんが、心地良い素敵なお声に聞き惚れてしまいました。
目隠シストさん [インターネット(吹替)] 8点(2021-09-06 20:57:40)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 12件
作品の平均点 7.25点
作品の点数分布
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418.33%
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7433.33%
8541.67%
918.33%
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作品の標準偏差 1.23
このレビューの偏差値 54.93
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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