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えんとつ町のプペル のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 えんとつ町のプペル
製作国
上映時間101分
劇場公開日 2020-12-25
ジャンルアドベンチャー,ファンタジー,アニメ,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 賛否両論とは聞いていましたが、観て納得しました。
スタジオ4℃制作ですからアニメーションは一級品。映像面で文句を言う人はいないでしょう。問題は中身の方です。主人公は孤独な少年。彼を取り巻く環境は、決して好ましいものではありません。そこで提示されたのは「希望」という名の体制批判でした。異端を認めぬ社会が悪い。これは「世間」や「常識」と同義であり、多数派を架空の敵に見立てて戦いを挑みます。そもそも日本人は判官びいき。少数派=弱者の味方をしたくなるのが人情ですが、これは宗教勧誘映画の典型例でもあります。このような作品ですから、アンチには格好の餌食となるでしょうし、新派にしてみれば叩かれれば叩かれるほど、より結束を強める効果を生むはずです。商売は人々の耳目を集めてナンボ。映像面の「賛」は確定ですから、むしろ内容は「否」が多いくらいの方が話題となりオイシイのかもしれません。
物語の基本構造は『スモールフット』(2018)と酷似するもので、着想自体は珍しくありませんが、ブレイクスルーしたその先を示した『スモールフット』に対して、批判のみで帰結している本作は一段劣ると感じます。
目隠シストさん [インターネット(邦画)] 5点(2021-12-28 20:28:26)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 10件
作品の平均点 5.30点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.95
このレビューの偏差値 49.21
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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