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《ネタバレ》 プロートは知的でいつも穏やか。怒ったり、悲しんだり、妬んだりしません。こうありたいと思う人間の姿です。彼によって周りの人たちは癒されていく。患者の多くは快方に向かいました。主治医も息子と向き合う勇気をもらえた。頑なな心をほぐすことが出来たのは、違う価値観に出会えたからだと感じました。信念を持つことは大事。でも凝り固まると息がつまってしまう。自分とは違う価値観、感性の人と触れ合うことで、自分の中に余白を作ることができる。大切なことだと思います。プロートは妻子を失った男が産んだもう一人の人格か、はたまた光に乗ってきたK-PAX人か。その結論は明確にされません。つまりどちらでも構わないということ。プルートによって救われた人がいる。その事に意味があるのだと思いました。彼が主治医に残した最後の言葉は、自分自身(元の人格)に対しても向けられていたと思います。今は廃人同様でも、希望の火は消えていません。(以下余談)自分なりの解釈。“紫外線が見える”“星の軌道を知っていた”この2点は宇宙人説の強力な拠所。またタイミングよく監視カメラにノイズが入ったことも見逃せない。プロートが宇宙人でないのなら、特異能力の持ち主でなければ辻褄が合いません。ウルトラシリーズ直撃世代としては、やはり宇宙人説を支持したいです。
【目隠シスト】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-12-23 18:08:04)(良:2票)
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