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《ネタバレ》 冒険アクションの代名詞的作品。特にオープニングのお宝ハンティングは文句無し。僅か10分ほどのエピソードでありながら、1本の映画を観終えたような充実感があります。その後もドキドキの連続。時折挟まれるギャグテイストも絶妙。見事に完成された作品だと感じます。にもかかわらず、合理性を欠く描写の多いこと。例えば巨大石ゴロゴロ。簡単に避けられると思う。焼けたペンダントを握るシーン。反射的に手放すのが当たり前。何を餌に生きているのか分からない大量の蛇。ジョーンズは潜水艦の何処に潜伏していたの?オカシな点を挙げればキリがありません。リアリティを欠く設定や展開ばかりです。しかしこれこそ、本作が「冒険映画」たる所以。理屈より、リアリティより、遥かに力強いもの。それが“ワクワク”です。美味しいご飯を食べたとき、美しい景色を見たとき、ステキな異性に出会ったときと同じ。自動的に入る心のスイッチ。喜びのツボ。本作はそれで溢れています。単純に「うわーすげぇ!」でいい。子供は全身がこのツボみたいなものだし、かつての子供もみんな持っている。だから老若男女を問わずに楽しめるのだと思う。エンターテイメントに徹した姿勢。その象徴がヒロインです。結構強引な展開でドレスを着せているのは、絵になるから。絶体絶命のピンチ。目の前には悪党。隣はやっぱりお姫様でなくっちゃ。少々酒臭いのはご愛嬌ということで。
【目隠シスト】さん [DVD(吹替)] 9点(2008-01-04 21:04:02)(良:1票)
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