Menu
 > 作品
 > ア行
 > 青い春
 > 目隠シストさんのレビュー
青い春 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 青い春
製作国
上映時間83分
ジャンルドラマ,青春もの,学園もの,漫画の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 “親友であるためには対等でなくてはならない”青木はそう思ったのでしょう。でも九條と自分では格が違いました。見ている世界が違うのです。それが悲しかったし、許せなかったのだと感じました。同じ世界を共有するために彼がしたこと。髪形も変えました。悪もやってみました。でも足掻けば足掻くほど、あいつとの違いに打ちのめされます。九條と肩を並べるための最後の、そして唯一の方法が、あの“結末”だったのだと思います。夜通し身動ぎもせずに考え抜いて決意したこと。九條より多く手を叩くことに意味はありません。九條と同じ境地「今ここで終わっていい」に辿り着かなければ意味がありません。青木は覚悟の自殺を遂げたのだと思います。絶対に彼は間違っています。親友の意味も履き違えています。でもそんな風に間違えてしまう青春も確かにあります。マメ山田先生は言いました。「花は咲くためにある」「枯れてもまた咲けばいい」でもそれは、根っこが生きていればこそ。根こそぎ摘んでしまった芽は、決して花をつける事はありません。青木の青春は無様で最低でした。ただし個人的には、汗と涙の爽やかな青春像より、こちらの方が百倍しっくりきます。
目隠シストさん [DVD(邦画)] 7点(2008-03-07 18:51:31)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 90件
作品の平均点 6.71点
作品の点数分布
011.11%
100.00%
222.22%
366.67%
4910.00%
555.56%
61415.56%
71213.33%
82224.44%
91314.44%
1066.67%
作品の標準偏差 2.19
このレビューの偏差値 50.60
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
青い春のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS