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軽蔑(1963) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 軽蔑(1963)
製作国米,仏,伊
上映時間102分
劇場公開日 1964-11-22
ジャンルドラマ,小説の映画化
レビュー情報
昔はすべてが共犯の歓びの中で無意識に過ぎていった。何もかもが異常で魔法のような気軽さとともに起きた。 異常なまでに繰り返される主題曲は、もはや作品の言語世界に追随することを辞め、自らの見えざる主題を語り出しているかのようである。 気付かぬ内に彼の腕に抱かれていたあの感覚はまるでなかったかのように姿をなくす。 自室で繰り返される真意の読み取れない議論の末、直後の劇場での、ラングとカミーユ、ポールと製作者の座席の位置で愛の消滅を告げる。これが映画である。 妻を殺しても愛を失い、浮気相手を殺しても愛を失う。 不毛な議論の中で、無価値な言葉と同等に発されたこの一節が価値を帯びてくる。これが映画だ。 フリッツ・ラングへの愛、映画への愛、ホークスへの愛、ヒッチへの愛、カリーナとの愛、一部映画への軽蔑。 言語が語る、音楽が語る、映像が語る、海が彫刻が語り合い、せめぎあっている。だからゴダールの映画は凄い。だから映画は素晴らしい。
stroheimさん [DVD(字幕)] 10点(2006-12-29 02:23:05)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 21件
作品の平均点 7.00点
作品の点数分布
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100.00%
214.76%
300.00%
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6314.29%
71257.14%
8314.29%
914.76%
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作品の標準偏差 1.45
このレビューの偏差値 64.32
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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