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《ネタバレ》 ゴジラで名作といえば、やはりこれ。
子供のころつまらなく感じたものだが、大人になってから、見直すとこれはいい。 今までのゴジラ作品も、人間ドラマを描いてきたものが多かったが、 近作にいたっては、人間ドラマが主体ではないかと思えるほど。 科学は発展すればするほど、軍事に利用されてしまう。 またその発展は、人間が越えてはいけない壁をも越えてしまう。 その苦悩を、ビオランテという素材でよく表現していたと思う。 対照的なのがスーパーX2と抗核バクテリアで、人類を救う科学の位置にいる。 しかし、その人類を救う抗核バクテリアの奪い合いで、 人が死に、ゴジラを目覚めさせるのだから、皮肉な話だ。 人間の敵は人間自身であると、強く思わされる。 それ以外にも本作は、娯楽作品としてもよくできている。 特に自衛隊の戦闘シーンは、音楽と相まって胸躍る展開だった。 それにしてもビオランテのデザインはすごい。 【夜野比瑪】さん [DVD(邦画)] 8点(2012-04-12 19:17:09)
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