| 作品情報
レビュー情報
《ネタバレ》 キング小説の映像化。原作のあらすじを知っていて、結末を知っていたのだが
アニーの躁鬱的な、感情の起伏に完全に飲み込まれてしまう。 「ここでこう言っておだてておけば大丈夫だろう・・・。」と 作家も観客も思っていても、結果はアニーの気分しだい。 キレて、手を出してくるアニーには、私なら絶望して自殺するくらいの理不尽さ。 アニーが一番のファンとして、無邪気に振舞うさまに 最初は幼さを感じつつも、やはり嬉しいからなのだろうなぁとおもっていたが、 後半からはすべてが違和感。喜んでいる様にすら無邪気さゆえの残酷さが垣間見え、 嫌悪感すら覚えるようになるのだから、女優の演技がすばらしい。 最後(ミザリー?)豚の像で頭を殴ったときも 「念のためにもう2・3回殴っておけ!」と主人公に言いたくなる。 低予算で作られているのだろうが、抑えるところを抑えれば 過剰な演出をなくしてもホラー映画はできる、という見本のような映画であった。 【夜野比瑪】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-04-09 21:53:03)
その他情報
|
© 1997 JTNEWS |