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名作と聞いてましたが、すんなり観て「あーそう。」でレンタル返却。2、3週間経って、なんか記憶していたカットが蘇りはじめ、1月過ぎたらようやくもの凄さに気が付きました。ある映画評論家は「観てて泣けるのはボロ映画」と言ってましたが、まさに。映画は人が造るものだ、というのは抽象的な言い方ですが、画面に出ている人、カメラ外で演出する人、雑用を片付けていく人。当たり前ですが、クールな映像でありながら人肌を感じさせます。この時、トーキー撮影も可能だったが、あえてサイレントを選択したと後から知りましたが、正解だったのでしょう。この乾きながらも中身の濃い映像。ご覧あれ。
【オットー・クレンペラー】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-07-01 21:00:13)
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