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ひとり海洋パニック映画?命知らずの冒険実話もの。
航海のシーンと出発前のシーンを交互に配置することで、単調にならないようにしている。 動力もなく電源もない、時には水も浸み入ってくるような木製の小さな帆船で、 無補給で太平洋の横断に挑むということが、いかにリスキーでクレイジーだったかがわかる。 生きて帰れない覚悟はあったのだろうか? 途中で物資が尽き果てる、体調が悪化する、沈没する、捕まって連行される、 ギブアップする、等の可能性のほうが高かったと思う。 浸水のシーンなどはちょっと大げさにも見えるし、事実と脚色の境界はよくわからないけど、 海洋冒険ものとして見ると、かなり面白いと思う。 広々とした大海原、苦労の末にたどり着くアメリカ西海岸の映像も美しい。 妹役の浅丘ルリ子が、妙に汚れた靴下を履いていたのが印象的だった。 汚れた靴下の美少女。そんな素朴な時代が再び戻ってくれないか。 【且】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-07-12 01:11:30)
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