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《ネタバレ》 佐藤浩市かっこよかったなあ。年々父譲りの存在感が出てきて本当にいい男ななってきた。道産子の私にとって、どこか見慣れた懐かしい風景の中で、都会で挫折して田舎に戻ってきた弟を中心に展開していく話は地味ではあるが、力強く優しい。不恰好な道産子馬が自分の馬体重以上の錘を背負って坂を上っていくばんえい競馬という競技に、心に傷を持つ登場人物たちの想いが重なって感動が倍加していった。馬の息遣いまで聞こえてきそうな映像も迫力十分だった。こういう良心的な映画がグランプリという東京国際映画祭の懐の深さを感じる。
【くらけん】さん [映画館(邦画)] 8点(2006-04-30 17:43:18)
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