Menu
 > 作品
 > カ行
 > 神々と男たち
 > TMさんのレビュー
神々と男たち のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 神々と男たち
製作国
上映時間122分
劇場公開日 2011-03-05
ジャンルドラマ,実話もの
レビュー情報
《ネタバレ》 「神の沈黙」というフレーズが浮かんでくるような、殉教者の葛藤、そして覚悟を極めて美しく芸術的に描いた作品です。

 素晴らしい作品であることは間違いありません。「白鳥の湖」が流れるシーンは本当に見事でした。ただ、アルジェリアとフランスの過去から現在にいたる関係を考えると手放しで賛辞を送るわけにはいきません。

 たとえば映画の中で修道士がイスラム教徒の過激派に「キリスト教とイスラム教は隣人だと言ったりしてますが、かつてフランスがアルジェリアを植民地支配をしていたときにはイスラム教徒を押さえつけてたわけですからね。

 それに、あまりにも「修道士たち=神に殉じた崇高な男たち」、「イスラム過激派=野蛮で無知なテロリスト」という構図が明確に打ち出されていてちょっといかがなものかと思いました。

TMさん [映画館(字幕)] 7点(2011-07-30 11:41:37)
その他情報
作品のレビュー数 5件
作品の平均点 5.80点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
3120.00%
400.00%
5120.00%
600.00%
7360.00%
800.00%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.60
このレビューの偏差値 54.69
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
神々と男たちのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS