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《ネタバレ》 誰でも気付くだろう香り立つ宮崎駿の亜流臭。しかも微妙に歪んでいる。そこらにあるアニメの寄せ集めだ借り物だと言われているのが大いに納得できる。世界観が世界観として完成していなく、説明すると行動に矛盾が出来てしまうという体たらく。どのキャラクターも魅力がなく描きこみも足りない。感情表現も稚拙。悪役の男の理屈も理念もまったく共感を呼ぶものでないためにタダの我が儘悪い奴。なんの重みもない。ミンカとがいうアギトの幼馴染のキャラクターは知能指数幼稚園児レベルで、喋り方から行動まで全て苛つく。アギトが戦士になる下りも妙に唐突だ。やけに光沢のある3DCGのメカと2Dの融合も、それは「青の6号」で十分やったんだから、もういいじゃない。やるならやるで今度はいかに違和感なく融合させるかに焦点を当てるべきだったんじゃないのかね。発色がわざとらしすぎます。声優陣は最近の流れよろしく俳優さんが多くやられているが、ちょっと演技力不足の人が多いか。まあ言うほど悪くはないが、ここではもう少し声量が欲しいとか、ちょこちょこ思った。これは監督がもうちゃんと要求して声を撮れば解決する程度の問題という気もする。喋れればそれで良いという感じでOKを出したんじゃないかと疑いたくなる。声質が今の声優さんにないタイプの人もいてそれは良かった。最近は声に特徴のある声優さん少ないもんなぁ。
【MARK25】さん [CS・衛星(邦画)] 2点(2008-02-29 18:56:56)
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