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ドラえもん のび太と鉄人兵団 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ドラえもん のび太と鉄人兵団
製作国
上映時間100分
劇場公開日 1986-03-15
ジャンルSF,コメディ,アドベンチャー,アニメ,シリーズもの,ファミリー,TVの映画化,漫画の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 奇抜なシナリオと、世界観の独創性が売りの魔界大冒険なんかもいいけど、事件のスケールに見合ったテーマの大きさで言えば鉄人兵団の方が、より「人間」を描いたという点においても至高のドラ映画だと思う。一方で鉄人兵団はタイムパラドクスがどうたらでさんざん言われているようだが、そんな欠陥を棚上げしつつ素直に感動する人間が多いのは、「タイムマシンを使うしかなかった」という必然性が物語の構成上強かったからだろう。敵が強大で戦力も限られ、かといって自衛隊と本当に戦わせるわけにもいかず(ドラえもんという作品上の制約)、さらに宇宙のドコにあるか分からない無縁・無傷のメカトピア(敵の本拠地)…根本的な解決はあれ以外あったか?と言えば作者ですらなかった(正確には思いつかなかった)と言ってるし。また、あの結末は「ロボットの子孫はロボット」という独特(?)な設定をうまく強調したものだったと評価することもできよう。これで兵団が人間だったなら会えもしない神、もしくはサルに「戦争や差別やら起こさないよう進化させて」などと懇願するようなものだ。「ロボットの神はあくまでも人間」というしずちゃんの思惑は見事功を奏したわけだ。生涯、腹心ともなりえたであろう親友を犠牲にして…やっぱ泣けるだろ!鉄人兵団は!
もるこるさん [ビデオ(邦画)] 10点(2006-12-20 04:28:37)
その他情報
作品のレビュー数 129件
作品の平均点 7.80点
作品の点数分布
000.00%
110.78%
210.78%
332.33%
453.88%
553.88%
61410.85%
71713.18%
83023.26%
92418.60%
102922.48%
作品の標準偏差 1.95
このレビューの偏差値 55.76
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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