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関ヶ原 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 関ヶ原
製作国
上映時間149分
劇場公開日 2017-08-26
ジャンルアクション,ドラマ,時代劇,歴史もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》  最近の研究では、実際は三成と家康は良好な関係で、そもそも三成は「関ヶ原の合戦」の首謀者でもなく、(両名とも)関ヶ原にさえいなかった(笑)、とか云われてますけれどもその辺の史実はさておき、
 ロマンティックな司馬史観で彩られたフィクションとしての「関ヶ原」の映像化としてどうかというと、人物像も物語も浅いというかあんまりバカっぽくて残念の一言でしたね。誰にもお勧めしません。

 岡田准一はまぁ、ジャニーズですし格好つけなきゃいけないのでしょうけど、何やらせても同じ演技にしか見えないのはキムタクと同じでしたね。目の前に起きているシリアスな事象に対しウロウロしながら、ただがなり立てるだけで真摯に向き合っておらず欺瞞しか感じられなかったし、日頃の言動が矛盾だらけだし、それらを狭量で傲岸不遜なだけの演技で乗り切ろうとか、
石田三成本人が可哀想になりました。
 あの時代の人たちも背丈は小さかったかも知れないですが、深みも度量も現代のジャニーズとは桁違いでしょう。もっと大きく成長しないと。。。

 ところでキムタクで思い出しましたが小早川秀秋は一次資料的にはキムタクのような裏切り者ではなく、当初から東軍として動き西軍陣営からも東軍として認識されていたみたいで、死後400年余りの低評価はちょっと的外れかも知れないとか…(「問鉄砲」なんて無かったとか等)。

 あと最後に、いい加減、忍者がバク転しながら逃げていく(笑)とかいう描写、やめてほしいです。子どものころは「おお~!」とか騙されてましたけど、今でもやってるの見るともう恥ずかしくて笑えません。
 あ、でもラストシーン、六条河原で後ろ手に縛られながらの「これぞ我が正義…(ドヤ顔ニヤリ)」には、カッコワルすぎてクスッと来ました。
 いやぁ、あんな石田三成は無いわー。やっぱり気の毒。

 







 

 
みっしぇるさん [DVD(邦画)] 1点(2018-04-04 04:37:54)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 33件
作品の平均点 4.94点
作品の点数分布
000.00%
126.06%
213.03%
313.03%
4824.24%
51030.30%
6515.15%
7412.12%
826.06%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.67
このレビューの偏差値 35.85
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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