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ゴジラ(1954) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ゴジラ(1954)
製作国
上映時間97分
劇場公開日 1954-11-03
ジャンルドラマ,SF,ラブストーリー,シリーズもの,モノクロ映画,パニックもの,特撮もの,小説の映画化,モンスター映画
レビュー情報
《ネタバレ》 こんなにも有名なのになぜか敬遠していて今まで見ていなかったのでついに鑑賞。ううむ、確かに単なる娯楽映画でも怪獣映画でもないし、邦画として世界に名だたる理由も分かる。

■なかなか姿を見せないのはパニック系の鉄板だが、容赦なく船が沈められるのに姿は一向に見えない。そして出現が白昼いきなりで、しかも山の向こうからというかなりの不意打ちで上手い。

■ミニチュアのセットなどはいま見るとあまりにお粗末であり、むしろ可愛らしいぐらいだが、その辺は時代を割り引いてみるべき。それでも、東京中が火の海になるのは、戦後間もない映画としては相当に衝撃的だったはず(他のレビュワーさんによると、ゴジラの通った経路は東京大空襲のそれと同じらしい)。撮影の裏話はプロジェクトXで以前やっていたが、相当苦労したらしい。

■しかし何と言っても最大のジレンマは、大量破壊兵器(水爆)の生んだ怪物は、大量破壊兵器(オキシジェン・デストロイヤー)で倒すしかないというあたりか。メッセージは明確に反戦ではあるが、それへの対抗としては武器をもってするしかなかったという苦渋さが感じられる。最後は科学者の良心が自らを投げ打って日本を救うわけだが、全くすっきりはしない終わり方。
θさん [DVD(邦画)] 9点(2012-12-31 00:17:47)
その他情報
作品のレビュー数 185件
作品の平均点 8.22点
作品の点数分布
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110.54%
200.00%
310.54%
442.16%
594.86%
62010.81%
72010.81%
83418.38%
93720.00%
105931.89%
作品の標準偏差 1.78
このレビューの偏差値 52.49
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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