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ミケランジェロの暗号 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ミケランジェロの暗号
製作国オーストリア
上映時間106分
ジャンルドラマ,サスペンス,戦争もの,ミステリー
レビュー情報
《ネタバレ》 ミステリー仕立てだが、ミステリーとして見ると拍子抜けする。でも人間ドラマとして見ると、従来的な「ナチス・ユダヤ人もの」とは違っていてなかなか面白い。

■チャップリンの「独裁者」のように、ナチスとユダヤ人の立場が入れ替わってしまう話。ではあるのだが、入れ替わる二人が小さいころからの友人でありながら、雇い主と使用人というこれまた微妙な関係であるところがなかなかに難しい立場にしている。「金持ちのユダヤ人」は「使用人のドイツ人」を雇って、ユダヤ人の側はとても友好的にやっていて、また面倒を見ているつもりでいる。しかし一方で使用人の側からすればどことなく常に屈辱を感じ続けてきたのではないか。それがナチスによって立場がひっくり返ってしまう。ここに一つの立場転換がある。

■もう一つの立場転換はもちろん入れ替わりなのだが、この二重の入れ替わりを経ることで、お互いがお互いを見る目というのがかなり複雑になっており、その辺の人間関係はなかなか面白い。ラストの展開はすっきりしすぎていて逆にあれだったが
θさん [DVD(字幕)] 8点(2013-01-27 00:47:56)
その他情報
作品のレビュー数 13件
作品の平均点 6.38点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.00
このレビューの偏差値 66.06
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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