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王になろうとした男 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 王になろうとした男
製作国米,英
上映時間127分
劇場公開日 1976-06-05
ジャンルアクション,ドラマ,アドベンチャー,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 男ならば一度は考えてみたことがあるであろう「世界のどこか未開の地に出かけていってそこを征服して王様になる」というのを地でやってしまったのが本作の二人の主人公。展開は「話しがとんとん拍子に進むのだが、欲張ろうとして最後の最後に大失敗する」という極めてありがちなものだが、それを半端じゃないスケールでやってくれているので、見ていても楽しい。

■一番印象に残っているのは、ばれる寸前のピーチと通訳の会話。ダニエルの結婚に際し、「神が怒っている」という風潮を「あいつは本当の神ではないから大丈夫」とピーチは高をくくる。だが通訳は「神が怒っているのは、結婚云々ではなく、人が神になり変わっているからだ」とぐさりと言う。全く正しいのだが、見ていると「ダニエルが神のふりをしていること」が意識から飛び、本当に「彼は神じゃないか」と思えてくる。そうでないことは分かっているにしても、「彼は神のふりをしている」ことが意識から消えてしまう。それが最後の大失敗を生んだのだろう。
θさん [DVD(字幕)] 7点(2011-07-25 00:30:44)
その他情報
作品のレビュー数 23件
作品の平均点 6.96点
作品の点数分布
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214.35%
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6313.04%
71043.48%
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1014.35%
作品の標準偏差 1.68
このレビューの偏差値 50.15
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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