Menu
 > 作品
 > ス行
 > ストーカー(1979)
 > θさんのレビュー
ストーカー(1979) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ストーカー(1979)
製作国西独,ソ連
上映時間163分
ジャンルドラマ,SF,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 この映画は、徹底して「描かない」ことによってゾーンを描きだすという逆説的手法をとっている。ただ淡々と、そして部分のみを描き出すことで、観客は己の想像力で周りの空白を埋めていく。そう、それはまさにゾーンの「部屋」の構造と同じである。「部屋」は自分の無意識(本性)を表に出す部屋であるが、それは自分の想像=本性が埋めていく「周りの世界」そのものである。

最も身近でありながら究極の謎、自分の真の存在を知ることのできる「部屋」。ストーカーはそれを特権的なものと認識し、ゾーンに依存してしまう。だが作家と教授は「自分」を謎に包むことによってリアルを生きる方を選択する。真実はときに残酷であり、認めがたい。だから「部屋」は封印される。

しかし信じがたいことも起こる。最後の「奇跡」はリアルに生きるしかないわれわれに一片の希望を見せている。

しかし長い!
θさん [DVD(字幕)] 7点(2010-07-11 23:40:18)
その他情報
作品のレビュー数 54件
作品の平均点 7.48点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
223.70%
335.56%
423.70%
5712.96%
623.70%
759.26%
81120.37%
9712.96%
101527.78%
作品の標準偏差 2.39
このレビューの偏差値 49.15
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
ストーカー(1979)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS