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ミッシング(1982) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ミッシング(1982)
製作国
上映時間122分
劇場公開日 1982-10-30
ジャンルドラマ,政治もの,実話もの
レビュー情報
《ネタバレ》 軍事クーデターが起きているチリで失踪した夫/息子を探す物語だが、最後に再びの再会を果たしてハッピーエンドというような展開を考えているとガツンとやられる。

■山場はラスト付近、チャーリーが死んだことを知った後の、白々しいアメリカ側とのやりとりではなかろうか。結局のところアメリカはチリ政府に処刑のGOを出し、見殺しにする。それを悪びれることもなく堂々と認めている。空港での「アメリカは許さないぞ」とのセリフもむなしく、最後のテロップで告訴却下の旨が観客には知らされる。

■しかし、展開としては前半は時系列がなぜかねじれていて見づらく、ラストまでは別段情報が増えることもなく淡々と聞き込みを繰り返すだけという平板な展開なのはあまり頂けない。時系列をひねったのは「始まったときにはすでに終わっていた(処刑されていた)」という風にしたかったのかもしれないが、余計な演出の印象。平板なのは実話だから仕方がない面もあるが、同監督で同じく実話ベースの「Z」の緊迫感と比べても、本作の単調さは否めない。いい題材なだけに残念。
θさん [DVD(字幕)] 7点(2010-12-29 23:43:14)
その他情報
作品のレビュー数 25件
作品の平均点 6.84点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.43
このレビューの偏差値 50.78
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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