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黄金(1948) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 黄金(1948)
製作国
上映時間125分
ジャンルドラマ,アドベンチャー,モノクロ映画,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 いや~、古き良き名作ですね。核となるストーリーはいたってシンプルながら、演技と細かな伏線の妙技で見るものを最後まできちんと引きつける。

■ボギーの転落っぷりも、いきなり豹変するのではなく、最初町で危うく給料を猫ばばされようとし(しかしこのときは律義に給料分しか取っていかず迷惑料も「自分の給料から」出す律義さ)、だんだん人に懐疑的になっていき、最後は完璧なエゴイスト状態。人を撃ち殺してもなんとも思わない。

■要所要所の高笑いが何やら不気味でもありまた感情の限界点でもある。しかしハワードじいさんは達観というか、もともとなんであの町にいて、それでいながら金鉱探しに行かないか。じいさんは言っていた「一人じゃさみしいから」。そう、じいさんは金がほしくて金脈掘りに行ったのではなく、極限の人間模様とそこでのつながりを求めていったのではなかろうか。金は所詮金にすぎない、けど人はそれ自体代え難いものである、それを分かっているからこその金脈掘りなのか。
θさん [DVD(字幕)] 7点(2009-12-30 23:22:58)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 47件
作品の平均点 7.72点
作品の点数分布
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1024.26%
作品の標準偏差 1.22
このレビューの偏差値 45.10
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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