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《ネタバレ》 第二次大戦後、ソ連への帰還を果たした亡命夫婦とその子供。だが、ソ連での状況はフランスでのそれよりはるかに悲惨だった。。。
■アレクセイとマリーの仲は途中で破綻寸前のようになる。だが、最後の展開や途中でのスパイを巻く行動を見ると、アレクセイの行動はすべて計算ずくだったのではないかとさえ思えてくる。そうだとすると、自らのことを最愛の妻に嫌わせてまで、妻を守ろうとし、そして自らは去らないというこの悲劇的決断を下したアレクセイには同情を禁じ得ない。 ■こういってしまうとマリーの軽率さが目立つような気もするが、マリーの行動の方こそ恐らく観客には近く、またカメラもマリー目線である。これはそういう理由もあるだろう。 ■愛というもの、信じるということ、を考えさせられる秀作 【θ】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-03-10 01:11:12)
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