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追悼のざわめき のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 追悼のざわめき
製作国
上映時間150分
ジャンルドラマ,ファンタジー,モノクロ映画,ロマンス
レビュー情報
いやはや、07年最後の作品にすんごいものを見てしまった。TSUTAYAの新作コーナーに毛色の違うものが置いてるな?と思い裏返してみると、そうそうたる顔ぶれがコメントにて絶賛しているではないか。嫌な予感がしながらもついついレンタル。・・・DVDでよかった。劇場なら途中退席していたかもです。所は大阪府西成区(旧)釜ヶ崎。別名あいりん地区。ディープな大阪の中でも超が付くディープな場所。最近では小さなアパートに数千人、住民登録していたとニュースにもなったあの地です。この地を中心に5年に渡って制作されたそうで、仕事にあぶれた人夫たち(エキストラではありません)がフラフラと行き交う80年代の強烈な臭気を放つ釜ヶ崎(よくカメラまわしたなと思うほど)をバックに白昼夢かと思うほど不可思議な光景が続いてゆく。マネキンに異常な執着を見せる男、小人症の兄妹、高校生?と小学生?の兄妹。主にこの3組が徐々に絡まり物語は進行する。所々、目を見張るほど美しい映像もあるのだが、この3組がどれもこれもえげつない描写を挟むから気が抜けない。まったく先がわからないからハラハラドキドキする。何にも知らない小心者の僕は一時停止や早送り、巻き戻しを駆使しつつなんとか乗り越えたが、相当に覚悟のいる作品だと思う。もう、撮影なんだか決定的瞬間なんだかわけがわからない。小人症の妹役の人なんか普段は相当しっかりとした人(僕の主観ですけど)なんだろうけど、これでもかこれでもかと体を張る。それは恐らく彼女としての女優しての壮絶な演技なんだと思う。そのぐらい圧倒的で凄まじいです。それからはもう僕の口からはよう語りませんが、トラウマ級であることはたしかです。兎に角、強烈な描写と最悪な後味を残すパワー溢れる作品ですが、できうるならば劇場で挑戦することをお勧めします。
カリプソさん [DVD(邦画)] 7点(2008-01-12 20:11:40)
その他情報
作品のレビュー数 8件
作品の平均点 5.62点
作品の点数分布
0112.50%
100.00%
2112.50%
300.00%
400.00%
5112.50%
6112.50%
7225.00%
8112.50%
900.00%
10112.50%
作品の標準偏差 3.04
このレビューの偏差値 51.49
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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