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ベルリン・天使の詩 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ベルリン・天使の詩
製作国西独,仏
上映時間127分
ジャンルドラマ,ラブストーリー,ファンタジー,シリーズもの,モノクロ映画
レビュー情報
《ネタバレ》 まず天使の視点=白黒画面、人間の視点=カラー画面という発想が好きです。一見して考えれば、色がなく味気はないもののわびさびを感じる白黒の世界と色彩は豊かでもその豊かさが混沌、衝突を生み出しているように見える人間の世界。ヴェンダース自身が白黒の方がカラーよりも物事の本質をはっきり提示すると言っているとの事ですが、ダミエルは本質が出ている世界で人間を見る事よりも、天使から観たら醜くて汚いかもしれない世界で人間を演じる事を選んだ。それは本質や真実を知る事だけが必ずしもよい事ではなく、むしろそれを知らない方が人生を楽しめる事があるかもしれないと言っている様な気がしました。また空撮を使ったり、姿を映さずともいる事を感じさせる天使の視点の撮り方は、傍観者である天使の存在を上手く表現できていたと思います。
ちゃじじさん [DVD(字幕)] 7点(2008-03-25 19:16:37)
その他情報
作品のレビュー数 95件
作品の平均点 6.39点
作品の点数分布
011.05%
122.11%
277.37%
322.11%
499.47%
51010.53%
61313.68%
71313.68%
82122.11%
988.42%
1099.47%
作品の標準偏差 2.43
このレビューの偏差値 51.03
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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