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《ネタバレ》 ★シーンの撮り方とか演出とか相変わらずウマくて感心するんだけど、今回はちょと題材が地味だったせいか、シビれるような感心はしなかった。 ★個々ではなるほどと思えるシーンはたくさんあるんですけどね。マリーが来世の本を出版しようとして、偏見にさらされたってブックフェアで告白するのは、そのまま今回のイーストウッド監督と我々観客の関係にスライドするし。 ★死んだジェイソンが来世でもなんだか楽しそうなのはクスリとさせられるし。 ★ラスト、ジョージがマリーとキスする「未来」?をみて、手を握っても「過去(死者)」をみないってオチはとても素敵だ。 ★でもなあ・・・ってこと。良かれ悪しかれ、肯定するにせよ否定するにせよ、中立(客観)の立場でいるにせよ、ぼくはイーストウッド監督が暴力を題材にしてきたことに毒されすぎているのかもしれないです。マンデラ大統領はさすがに映像化に向く題材だったからよかったものの。 ★さてこれから監督どうなるのか・・・こんな方向ばっかに進まれるのもちょっと・・・と心配する。
【wagasi】さん [映画館(字幕)] 6点(2011-03-06 00:43:14)
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