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大脱走 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 大脱走
製作国
上映時間172分
劇場公開日 1963-08-03
ジャンルアクション,ドラマ,サスペンス,アドベンチャー,戦争もの,実話もの,小説の映画化
レビュー情報
この作品については客観的になど語れません。群像劇、男の仕事をしっかり描いた映画で、敵役のドイツ人についても、単にドイツという祖国のために職務として兵士となっている点をしっかり描いている公平な視点にも好感がもてます。しかし、なんと言ってもこの映画はスティーブマックィーンの映画でしょう。登場から最後まで魂が持っていかれました。彼が表現したのは、何事も 孤独に、誰にも頼らず、自由を求めてあらゆる手段を駆使して縛るものから逃げようとするスピリッツです。自身が孤児のように育ち、多分、多くの規律や制約のなかで、虐げられて育てられてきた俳優以前の人間としての、自由への渇望、自分の足で立ち、自分の意思で行動したいために、安全でそこそこ生きることを保証されている環境から、命を賭けて敢えて逃げ出そうとするスピリッツが、どんな小説や他の映画よりも的確に、自身の姿、どんな強敵に対峙しても、不敵そのものの表情をうかべ胸を張ってにやりとし、『いくらでもまたやってやるぜ』という相貌を媒介にして、伝えられていた、そんな気がして私にとっては満点の映画です。
マンフロントさん [DVD(字幕)] 10点(2007-11-15 13:20:19)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 359件
作品の平均点 8.25点
作品の点数分布
010.28%
100.00%
230.84%
320.56%
471.95%
5143.90%
6318.64%
74713.09%
86116.99%
98323.12%
1011030.64%
作品の標準偏差 1.78
このレビューの偏差値 55.56
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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