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《ネタバレ》 テレビCMの疾走感と、こちらでもなかなか評価が高いということで期待してみたのですが、感動というわけにはいかなかった。空を飛びまわったり、殺し屋が満員の遊園地でいきなり銃をぶっ放しながら子供一人を殺そうとしたり、警察はひたすら孤児の世話をするだけだったり、やくざが脅されて簡単に親分を殺したり、とってつけたようなハッピーエンドだったり、なんか設定が見事にご都合主義でまじめに見る気になれない。ルパンでもハルヒでも設定はトンデモだが、それらはトンデモが面白い方向に作用してアニメならではの面白さに昇華しているのだが、本作は妙に生活感に懲り、基本ストーリーが街の再開発に対する老人の反感やら街のダニみたいなガキと新興ヤクザの縄張り争いのようなもので、ご都合主義アニメのくせに夢も若さもないし共感もできない。CGをばりばりで使いながら全部手描きで描き直してCG感を全然ださない画作りとアジアンテイストの日本風景はオリジナリティ有り評価できるがそれだけだった。監督はこの手法でアニメを作りたいがためにデフォルメしてごまかしが効く松本大洋のマンガを選んだのではあるまいか?
【マンフロント】さん [DVD(邦画)] 4点(2007-07-16 20:29:00)
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