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ヤサ男のローテク職人狙撃に対する、マッチョのハイテクかず撃ちゃ当たる物量狙撃という、いかにも現代アメリカの考え方を示した仏版ジャッカルからの変化を見るのが面白い。もともと面白い設定をうまく換骨奪胎して現代ハリウッド娯楽対策にリメイクしたと思いました。リチャードギアの「テロリスト」は自分は独立戦争の兵士として戦っただけなのだから、暗殺阻止に協力したら釈放して国に帰せと要求します。
そして暗殺阻止に活躍した「テロリスト」を、局長が個人的に釈放してやるのですが、今(2007)見るといろいろ感じるものがあります。 つまり米独立戦争時の反乱軍、独占領下での仏レジスタンスも当時の英独から視ればまさにテロリストとであり、実際にそう呼ばれてましたが、無事独立を果たしてからは建国の英雄です。実はこの映画はテロリストという言葉の、別の方向から見た意味を考えるように、ささやかに要求しているのです。お金(油)のために大勢の犠牲者を巻き添えにして平気で殺す人間こそ本当の悪なのです。 【マンフロント】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-02-28 17:34:41)(良:1票)
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